誰もが持っている「人の根底にある5種類の傷の特徴」

隠れた心の傷を解放し「なりたい自分」へ羽ばたく

誰もが持っている心の傷の特徴をまとめました。

自分が抱えている心の傷の項目を読むと「読むのが辛い」「なんとなくしんどい」「重い。」と感じることがあります。

複数の傷が混ざりあって複雑な状態になっていることもあるし、傷が深いゆえに自覚できないこともよくあります。なんとなくひっかかる、気になる感じがある場合、その傷を持っている可能性が高いです。

 

拒絶の傷

特徴

・自分が目立たないようにする
(「発言しない」などの方法で、自分の存在感を消そうとする。隠そうとする。)

・「自分なんていてもいなくても変わらない」「自分には価値がない」と思っている

・自分が世界やコミュニティから切り離され、理解されていないように感じる。

・「つまらない人間だ」「価値がない」「いない方がいい、いなくなればいい」などの口癖を使う

・自分が相手を嫌な気持ちにさせることを、しょっちゅう気にしている

・一人でいる方がラクなので周りの人と距離を置くが、自分が周りの人から拒絶されているように感じて、孤独感を持つ。

・自分には価値がないと思っているので、それをカバーするために完璧になろうとする。

・お酒、ギャンブル、ゲーム、漫画、趣味などに依存(逃げ込む)する。

・自己価値と出来事を結びつけやすい。自分の存在レベルに関わる傷を持っている。
(例えば、人に断られた時、自分の存在そのものを否定されたように感じる。)

・ 自分が愛されたり認められたりすることを信じることができないので、その関係を避けたり壊したりしようとする。

・未来を見るのが苦手

(計画を立てる、夢や目標を持つなど)

 

まとめると、自分には価値がない、生きる権利がないという思いが強く、心の底では拒絶されることを恐れて避けます。

(例。相手に断られるのが怖いので、自分から断ったり、話を取り消したり、逃げたりする。)

拒絶の傷を持っている人は、無意識レベルでは自分が自分自身や周囲の人を拒絶しているのですが、自分では気がつきにくいです。

自分自身を受け入れ、許していくことで改善していきます

「拒絶」と「見捨て」は、似ているようで違います。

「拒絶」は存在そのものを否定するのに対し「見捨てる」は離れたり、かえりみない姿勢です。

 

もう少しわかりやすく書くと、
「あなたなんて要らない」は拒絶。
「あなたよりも他の人がいい」は見捨て。

 

拒絶の傷を持っている人も、見捨ての傷を持っている人も依存しますが、その対象が違います。

拒絶の傷を持っている人は物や架空の世界に依存しますが、見捨ての傷を持っている人は他人に依存します。

 

特徴

・誰に対しても、良い顔をしてしまう

・誰かのために何かをする時は見返りを期待してるが、自分では気が付きにくい。

・一人ぼっちになるのが怖い。誰かが側にいて自分に関心を持ってくれないと不安。

・誰かと一緒にいるときでも、理由がわからない深い悲しみに襲われることがある。

・怪我をしたり、病気になったり、トラブルにあったりすることがよくある。
(一人では不安だから、無意識に人に関心を持ってもらおうとして起きている。)

・他人にアドバイスを求めるが、アドバイスされたことを実行に移すことは少ない

(アドバイスが欲しいのではなく、自分に関心を持ってほしい。聞いてほしい。)

・「楽しい日」と「悲しい日」があり、気分の変動が激しい。

・誰かの承認が欲しい
例、何かを決めるとき、背中を押してもらいたい。
例、相手に何度も質問して確認してしまうことがある。

 

人を避けてしまう「拒絶の傷」を持っている人と、人に依存してしまう「見捨ての傷」を持っている人は、一見、正反対にも見えます。

ですが、両方の傷を持っている人もいて、その場合は強いほうの傷が表面に出ます。

 

見捨ての傷を持っている人は、自分一人では何もできないと思っていますが、本当は自立できる力を持っています。

でも、自分が自立したら相手が離れていき、見捨てられてしまうのではないかと恐れています。誰かのサポートを受けながら少しづつ自立を目指すのがおすすめ。

 

・自分の大切な人の為に奉仕するが、自分が奉仕されるのは苦手。
・自分自身のニーズを無視して、人のために尽くそうとする

例、人のために居心地の良い空間を作っても、自分のために居心地の良い空間は作らない

・幸せになれない、幸せを感じにくい、幸せになろうとしない

(実は、自分が幸せになることを自分に許さない)

・自己妨害が起こりやすい

例、トラブルや体調不良などで予定変更せざるを得なくなる。

例、やりたいこと、やるべきことがあっても他に用事ができたり、邪魔が入って集中できなかったりする。

・自分が自由にならないように、いつも制限している

・自分が楽しくなると罰せられると思っている。自分を喜ばせる、自分がラクをすることが苦手

自分を侮辱して他人の笑いを誘う
例、失敗談を面白おかしく話して、自己卑下する。

・「こんなこともできないなんて恥ずかしい」「つまらない」「汚い」などの口癖を使う。

・自分のことを下品、不潔と思ったり、軽蔑したりする。

・人を傷つけることを恐れるので言葉を慎重に使う

・侮辱を含んだ表現を使うことがある
例「私はあの人に、ゴミみたいに扱われた」

 

まとめると、自分をいじめる人、自分を救おうとしない人です。(自分ではそのことに気づきにくい)

5種類の中では、侮辱の傷が一番わかりにくいですが、ハッキリと表れている人もいます。

侮辱の傷を持っている人は、自分を縛りつけて罰を与えるように生きているので、自由になることを恐れます。
(もし自由になったら、どうしていいかわからない)

根気よく自分や他人を許すこと、OKを出していくと良いです。

自分では「責任感が強い。パワフルだ」と感じている

(他人からは無責任と思われていることがある)

・有能であり、それを人に見せようとする

・地位と名誉にこだわる。お金持ち、有名人に弱い。

(例、「有名人だから」と簡単に信用する)

・プライドが高い

人の気持ちを察するのがとても上手
(相手の気持ちを敏感に察して先回りする)

自分の意見をハッキリと言う。自分の考えが正しいと信じているので、好んで相手を言い負かす。
・要領が悪い人、のんびりしている人にイライラする。

・他人に対する期待値と要求レベルが高い。

(自分の思い通りにやってもらおうとするので、相手は負担に感じる)

・他人も自分も状況も、コントロールしたい気持ちが強い。予測できない事態が起こることが苦手

・「自分を信じてほしい」「自分は正しい」「それはもう知っている」が口癖

・異性を信じていないので、自分の本心や弱みを素直に打ち明けられない

(裏切られるのを恐れている)

 

裏切りの傷を持っている人は、本来は自分のやる範囲でないことまでコントロールしようとします。でも自分では気が付かないし、そんなつもりはありません。

他人同士のトラブルに口を出すなど、コントロールできない状況に自ら入っていって、解決しようとすることも…。

口挟まずに人に任せたり信じたりするなど、コントロールを手放していき、それに慣れるように練習を続けると改善していきます。

 

・他人に助けを求めるのが苦手。うまく行っていなくても、疲れていても、それを人に見せないようにする。

(自分の問題はたいしたことではない、自分で解決できると捉える)

・頑固。自分の意見や考えを曲げない。

・他人が自分に対して抱いているであろう理想と、自分が自分に対して抱いている理想に近づくために完璧であろうとする。

(自分の気持ちや欲を抑えてでも理想の状態を目指す。その場の空気を壊さないなど)

・感情のコントールを失うことをとても恐れるので、自分の感情を抑えたり切り離したりする

感じにくいので感情表現も苦手。話し方や声の調子が硬い。

・自分は完璧でありたいし、正しくありたい。

・自己コントロールが強く、自分に厳しい。

完璧でありたいので失敗を恐れる、失敗を認めない。

・自分自身を不当に扱うので、自分を大事にすることが苦手

・準備に時間がかかる。

まとめると、不正(不公平)を許さず、自分の弱さを隠して正しく生きようとする人です。
「間違えてもOK。」と自分を許したり、感じることを自分に許し、感情を受け入れていくと改善していきます。
これらの心の傷は心の深いところにあります。
自分で傷をはっきりと認識すると怒りや悲しみなどの感情が噴きだしてくるので、普段は自分の心を守るために隠されています。
でも奥深くでは言えない傷が膿んでいる状態なので、ちょっとしたきっかけで傷の端っこが見えます。(それが、各傷の特徴です。)
こういった傷を手放していくと頑張って自分を守る必要がなくなるので、肩の力が抜けた自然体で生きることができます。
自分を守ることに多くの力を使っていると、疲れやすくなります。精神的に疲れやすい人は無意識にたくさんの力を自分を守るために使っているのです。
適切に自分の力を使えるように調子していくと、生きることがどんどん楽しくなっていきます。
自分では意識することが難しい心の傷ですが、↓こちらのヒーリングセッションの中で扱っています。

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