・良いことをしたら愛する、悪いことをしたら愛さない
・テストでいい点数を取ったらいい子。悪い点を取ったら悪い子
と、親の都合や価値観で条件を付けて子どもを愛したり認めたりしていると、子どもは親に認めてもらうために自分を曲げてしまいます。
その結果、ありのままの自分を認めることができなくなり、テストの点数や容姿(体系・顔の作り)などで、人や自分を価値判断するようになります。
他人と比較して「自分は運動ができないからだめ」「自分は美人じゃないからダメ」は、自己否定してありのまままを受け入れないことになります。
良い成績を取って、ランクの高い高校や大学に入って、安定した職業についたら幸せ。
これも1つの価値観ですが「親の価値観」であって、子どもの価値観ではありません。
もちろん子どもは成長途中なので、親の判断や価値観によって守られる側面もあります。
ですが、親の価値観に合わせすぎると「親の意向に沿わなければ愛してもらえない。ありのままの自分は愛されない」と子どもが思い込んでしまい、
無理して良い子になろうとしたり、明るくふるまったり、親に愛されるため・認められるために頑張ります。
テストの点数が低かったとしても、機嫌が悪い時があっても、お友達とケンカしても、「それでOKだよ!」と認めてあげると子どもは安心するし、ありのままの自分を愛したり、認めることができます。
まずは認めるというのが大事なんですね。
愛を条件付きだと誤解したまま大人になると、ありのままの自分でいることができません。
いつも自分は「何かをしたら愛されない」とか「何かができなければ愛されない」と感じ、無意識に「何かを達成して愛される自分」になろうとするのです。
自己肯定感が高く、気持ちが安定している状態とは、何も達成しなくても愛されるし、自分を愛している。ありのままの存在を認めていると実感できる状態です。
そういう状態では人に優しくしようと思わなくても、自然に人に優しくすることができますし、人間関係も無理をしなくてもうまくいきます。
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